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来る甲斐あり見る甲斐あり山梨の桜 イトザクラ 19.04.05 08:40

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慈雲寺のイトザクラは
県指定の特別記念物です。






勝沼ぶどう郷駅にほど近い慈雲寺。夢窓国師が開創と言われているので、時は鎌倉松から室町のはじめにタイムスリップです。樋口一葉ゆかりの寺らしく、境内には銅像や文学碑が立っているのだけれども、どんな縁かというと両親がこの地方の出身で慈雲寺の寺子屋に通っていたからというもの。直接樋口一葉とはなんの関係もないところに石碑だ文学碑だと立ててしまうところが驚きです。5000円の顔も新札に変わると津田梅子になるわけで、一葉もだんだん記憶の彼方か・・・。


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そんな境内の本堂正面にはさすが県の特別記念物巨大なイトザクラが咲き誇っています。イトザクラはエドヒガン桜の変種だそうで樹齢は300年。樋口一葉の17回忌に建てられた文学碑の除幕式には友人も多数参列したそうで、イトザクラを愛でられていれば良いのだが、亡くなったのは冬の頃らしいので桜を愛でるには至らなかったのだろうか?


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塩山の銘木の一つでもあるイトザクラは300歳という年齢を超えて妖艶です。山門を入ると正面に、しだれた腕がまるで本堂を包み込むよう。そんなイトザクラを見に平日だというのにそこそこの人が訪れている。


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しかし、この晴天でこの明るさで三脚立ててる人がたくさんいる。当然ご高齢が多いんだけれども、アル中なのかな?年をとると手の震えが止まらないのかな?なんでこの明るさで三脚が必要なのか、三脚使っていると安心なのか?問題はそういう連中に限ってマナーが悪いってことだよな。だいたい不必要な三脚使う時点で邪魔なんだけれども。三脚なんて使って取っている時点で皆と同じ構図なのだろうし。そんな写真のなにが楽しいのだろうか?いや、楽しいか楽しくないかは本人次第だから良いのだけれども。


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今年は桜が早いんだよなぁ。イトザクラは満開なのだけれども、慈雲寺のもう一つの目玉は周りの桃畑で、それは塩山という地域ではポピュラーな光景で、桃のピンクの花は桜以上に可愛くて、枝一面に花をつけるという感じではなく、梅と同様ぽつりぽつりと咲く様がされんなので、桜以上に大好きな光景なのだけれども、今年は白い花はたくさん咲いているのにピンクの花が全然蕾なのが残念でしょうがない。桃とすももとあるらしいのだけれども、素人目にはなにがなにでどちらがどちらだか見分けられるはずもなく、ピンクが可愛い白は可憐だみたいな表現しかできないのだけれども。でも、桃源郷とはよく言ったもので、桃の花の可憐さは桜にも勝るとも劣らないっていうのに、今年の桜ってば・・・。


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慈雲寺の本堂で抹茶を頂いた。本堂の窓から見るイトザクラの特別感。これがまた良いのです。この景色を見たくて毎年ここまで来ている。愛しいイトザクラ、いと恋し。
最も、のんきなことを言ってられるのは平日だからなのだけれども。





慈雲寺はこの辺り




by SnapTiger | 2019-05-04 05:47 | 毎日のこと